< 2024年05月 >
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
Information
静岡県東部・伊豆 ブログポータルサイト イーラ・パーク
 

2019年09月29日

歴史散策:旧東海道(4)明治の道

旧東海道 :第四回目は「明治の東海道」..と呼ぶにはちょっと無理があるかな? 題して 《明治の道》 を歩いてみました!

ここまで:古代の東海道:蔦の細道:出世街道、と3つのルートを歩いて来ましたが、どの道も行く手に立ちはだかる山の
壁の低いところを捜して、よいしょよいしょ!の峠越えで克服して来ていました..(^^ゞ

しかし、今回の「明治の東海道」は他とちょっと違う、実は明治時代に入って、峠を貫くトンネルが出来た事から、街道も
この宇津ノ谷峠《 明治のトンネル》に向かって新しいルートが誕生したのです! 位置はこの辺りです..

《記事は自己転載ですが..下の アニメ画像をクリックして、オリジナル記事【撮り撮り日紀】へジャンプ..ご覧頂けます》
歴史散策:旧東海道(4)明治の道

歴史散策:旧東海道(4)明治の道歴史散策:旧東海道(4)明治の道>歴史散策:旧東海道(4)明治の道歴史散策:旧東海道(4)明治の道
宇津ノ谷側n坑門 レトロなカンテラのある坑内 岡部側の出口(狭い) 岡部側の坑門..旅人仕様?

歴史散策:旧東海道(4)明治の道>歴史散策:旧東海道(4)明治の道歴史散策:旧東海道(4)明治の道>歴史散策:旧東海道(4)明治の道
明治の道!標識(^^♪ 国1宇津ノ谷トンネル 集合スポット..坂下地蔵堂! 界隈の街道..案内板

この界隈の旧東海道で初のトンネルルート、明治9年(1876)の事です、この「明治のトンネル」以降、あの文明開化に
さし掛かり・・・ 交通量の増大と共にトンネルラッシュが:大正:昭和:平成と続く事になるのですが、この話はまたあとで
やっぱり!(^^ 内容は同じだし手間要らず..容量も極僅かゆえ..FC2のマイブログの記事転記しちゃいます(^^ゞ
新旧のマイブログ? どちらでも見易い方でご覧ください.. 画像には 背景が黒い方が見やすいと思いますが!(^^)!

旧東海道 :第四回目は、「明治の東海道」(と呼ぶにはちょっと無理があるかな?)を歩いてみました!

ここまで:古代の東海道:蔦の細道:出世街道、と3つのルートを歩いて来ましたが、どの道も行く手に立ちはだかる
山の壁は、低いところを捜して、よいしょよいしょ!の峠越えでかわして来ていました・・・ 
しかし今回の「明治の東海道」は他とちょっと違う、実は明治時代に入って、峠を貫くトンネルが出来た事から、街道も
もこのトンネルに向かって新しいルートが誕生したのです! この界隈の旧東海道で初のトンネルルート、明治9年
(1876)の事です、・・・
この「明治のトンネル」以降、あの文明開化にさし掛かり・・・ 交通量の増大と共にトンネルラッシュが :大正:昭和
:平成と続く事になるのですが、、この話はまたあとで、、

例によって位置関係から、下のマップを御覧下さい、起点は2/3回目の「蔦の細道」や「出世街道」と同じ岡部町坂下
という集落です、がなんとこのマップには「明治のトンネル」はあっても「明治の道」が乗っていません、また宇津ノ谷
界隈のどの表示板にも乗っていないのです、、 位置はYahoo!さんの地図で
このあたりです、縮尺を変えて確認して下さい。

すわ!幻の東海道?ではなく、ごく最近、おそらく平成の宇津ノ谷トンネルを作ったとき(平成7年(1995)完成)坂下
から国道1号線を渡る陸橋を作り明治のトンネルを通って宇津ノ谷集落へ至る本来の「明治の道」として整備された
ようです、

現実に明治のトンネル完成以降は峠を越える旅人は激減したという、、ゼロでないのは「明治のトンネル」が「日本で
始めての通行料金を取るトンネル」だったから、、
                   <<画像をクリックすると大きいサイズで見られます>>
z12fpix47z_0573s.jpg
ここ? 見覚えがありますね・・・ 宇津ノ谷集落の最も峠寄りの坂道です、ここを上って振り返ると、ほら!静かな集落の
家々が見送ってくれていますが、、

お気づきですね、今回の起点は地図の坂下集落からではなく逆向き、宇津ノ谷集落から歩きます、理由は単純で
その前に旧東海道(3)で宇津ノ谷集落を尋ねていたからです!・・・
z9cand6_2873s.jpg
5分ほど
歩くと、小公園の左奥に、「明治のトンネル」が見えてきます、、手前は広場になっていてベンチや駐車場、トイレもあって
、ちょっとした緑の空間です、駐車は5~6台ここまでは車ですんなり入れます。
z9cand6_3124s.jpg
トンネルの中は、こんな風にレンガ壁にカンテラ風の電灯が灯っていて意外にいい雰囲気です、もちろん完成した、当初
の明治の頃は本物のカンテラですね、
またトンネルの構造も当初は木角合掌作りだった為に、明治29年にカンテラの不始末から火災が起きて崩落し、一時不
通になってしまったそうです、現在のレンガ壁はその後に改修されたものです、
z9cand6_2755s.jpg
こっちは岡部町側のトンネル出口です、いきなり目に飛び込んでくる茂った若葉でちょっと幻惑するものの、外はやや薄暗
いです、
z9cand6_2736s.jpg
岡部側から見る「明治のトンネル」アーチは茂った若葉で、暗いせいか、少々物寂しい感じ?ですが、なかなか風情があ
っていいですね、、トンンルをこんなにしげしげと見るのも久しぶり!
z9fpix47z_0576s.jpg
トンネルの先は、またも広場に!表示板やベンチがあって、ここも休憩ポイントです、さらに真っ直ぐ先へ進むとこんな表示
板がありました・・一部を拡大しています、このあたりでパネルの地図に見る出世街道からのバイパスが左手か合流し
てきます、宇津ノ谷集落への峠迂回の近道です、当然「明治の道」方面へ直進します。
z9cand6s_2740s.jpg
さらに進むと下の方に新しそうな「明治の道」が見えますので、やおら膝をかばって?よいしょよいしょ! 降り始めます、
z9cand6_2742s.jpg
明治の道を少し降りて行くと、、こんな表示板が、、なんとも簡素なこと、分かり難いですが、明治のトンネルから国道1号
線を陸橋で渡って、聞きなれたあの岡部町の坂下集落「坂下地蔵堂」までのルートが書いてあります、
z9cand6_3126s.jpg
国道1号線までの途中に屋根付き休憩所でベンチがありますが、その先に!おっ? なにやら興味深い表示パネルがず
らずらと並んでいる、まず:下の街道から山道を登って上の「明治のトンネル」に至る、広重風の絵があります、

そうだ!大事な事を・・・ 「明治のトンネル」とその「取り付け道路」(後の明治の道?)!は、当時の 地元の有志7人の
嘆願によって時の明治政府に認められ、彼らの手で建設されたものなのです、
工事費用を通行料で回収するという!当時としては極めてユニークな策をあみ出したのも・・・ このことと建設後の実績が
パネルに詳しく書かれています、かなり汚れているので、見難いですがどうぞ読み取ってください、
                   <<画像をクリックすると大きいサイズで見られます>>
z9fpix40i_0106s.jpg
こっちのパネルもなかなか、こんな風に人馬はもちろん人力車や馬車などがたやすく通行できる様になった!、、秀吉が
見たら仰天するだうなー、先見のめい深き大公なら、とうにお見通しとかも!、とても興味深くこれを見るだけで来たかい
がありますね、、
z9fpix40i_0107s.jpg
木立の道をもう少し進むと、見えました!明らかに最近作られた、国道1号線を渡る立派な陸橋に出る、バイクや自転車も
OKです、
z9fpix40i_0111s.jpg
「明治の道」はハイカー専用?or 限定!で、近くに人家もなく、国道1号線を渡る一般の人の通行は極く少ない!のに、
にずいぶん立派にできている、、岡部町は史跡に理解があってえらい!?
z9fpix40i_0112s.jpg
これがその陸橋です、立派でしょう!これが出来たから、「明治の道」も蘇る事が出来たのでしょうね、きっと七人の結社!
の面々も喜んでいるとか、
z9fpix40i_0120s.jpg
ここは、そう、国道1号線の宇津ノ谷トンネル岡部町側の入口の直近、ちょうど真上に位置しています、、
z9cand6_3129s.jpg
ここを右から左へ渡ると、、陸橋(自転車やバイクも通れる歩道橋)の坂下集落への降り口です、
z9fpix40i_0123s.jpg
降り切ったところは坂道になっていて、途中にこんな碑があります、すごい事が書かれている!さすが古人ですねー、、
z9fpix40i_0127s.jpg
良く見ると、、こんなことが書いてありますよ、、後世でこの道が消滅する可能性を読んでいて、昔の人は、すごいなー、
ほとほと感心してしまいました、
z9fpix40i_0124s.jpg
横の方に 今日の終着地点!「坂下地蔵堂」があって境内に鼻取り地蔵と稲刈地蔵があり、堂内には地蔵菩薩像が安置
されています、
z9fpix40i_0010s.jpg
この位置は、国道1号下り線の坂下バス停の傍、坂下地蔵堂前のこの表示を見ると、ここが:蔦の細道:旧東海道:明治
のトンネル(途中に明治の道)と、宇津ノ谷地区のポイントの要になっている事がお分かりいただけるか?と、またこの界
隈を訪ねるハイカーの集合ポイントにもなっています、、
z9fpix40i_0012s.jpg
ということで4回目のお話もおしまいですが、ここまで歩き回って様々な発見がありました、知らなかった事がいっぱい!、
知ってるつもりがそうじゃ無かったり!こっちもいっぱいありました、どっちも新発見!?

いやー、今更ながら、とても良い運動と勉強になりました! 身近な地にこれほど、史跡があるなんてちっとも知りません
でした・・・ それにしてもあちこちにある標識や表示板/パネルの内容や語句が? てんでんばらばらで戸惑う事が多かっ
たです・・これは要注意!って事も分ったけれど・・・
見たい行きたい!はまだ始ったばかりですが、もっともっと歩き回るつもりで居ます、それにここにはまだちょっとしかUP
していませんが、こちらへも少しづつご紹介していくつもりです、ここまで お時間をさいて御覧頂きありがとうございました。

いやー、静岡って・・・ 歴史の缶詰みたいですねー? 我ながら歩く度に興味津々、しっかりはまっちゃったみたいです、、
爺も歩けば歴史に出会う?とか!

次は、ここまでに出合った!のは原風景のトンネル達! なぜかこの地域に密集する、、12本+α? ものトンネルを尋ねた
お話など・・・ 旧東海道以外のトンネルも分け隔てなく、



同じカテゴリー(旧東海道)の記事画像
歴史散策:旧東海道(7)自動車道
歴史散策:旧東海道(6)汽車の道
歴史散策:旧東海道(5)大正の道
歴史散策:旧東海道(3)出世街道
歴史散策 :旧東海道(2)蔦の細道
歴史散策 :旧東海道(1)日本坂峠
同じカテゴリー(旧東海道)の記事
 歴史散策:旧東海道(7)自動車道 (2019-10-19 20:50)
 歴史散策:旧東海道(6)汽車の道 (2019-10-13 12:00)
 歴史散策:旧東海道(5)大正の道 (2019-10-05 10:00)
 歴史散策:旧東海道(3)出世街道 (2019-09-23 18:00)
 歴史散策 :旧東海道(2)蔦の細道 (2019-09-17 18:00)
 歴史散策 :旧東海道(1)日本坂峠 (2019-09-12 15:00)
Posted by アンセル at 10:00│Comments(0)旧東海道
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
歴史散策:旧東海道(4)明治の道
    コメント(0)