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2019年10月19日

歴史散策:旧東海道(7)自動車道

旧東海道 :第七回目 街道は峠越へからトンネルへ!(日本坂峠編) :今回はブログ容量不足につきアニメは休止します。
あの宇津ノ谷峠にトンネルが出現したお話は・・四/五回からですが、今回は古代の東海道の「日本坂峠」の「国道トンネル」?

を訪ねました!(^^;.. 近代に入り、様々な移動手段が出現し、中でも自動車は常套手段となって やがてマイカー全盛へ!
街道も時代に合わせて、鉄道・国道へそして高速道路へと、変貌を遂げてきていますよね、こうなれば、所用で歩いて旅する
旅人など皆無? お話のいきがかり上、新旧のトンネルを昔の峠道の視点から訪れてみました・・・

歴史散策:旧東海道(7)自動車道
例によって正確な位置はGoogleさんの地図でこのあたりです、縮尺を変えて絶対位置を掌握してください。
マイブログの《TAKAの撮り撮り日記》の転載です :旧東海道 :第七回目 街道は峠越へからトンネルへ!(日本坂峠編)
宇津ノ谷峠にトンネルが出現したお話は.. 四/五回からですが、今回は古代の東海道の「日本坂峠」の「国道トンネル」?
を訪ねました!
近代に入り、様々な移動手段が出現し、中でも自動車は常套手段となってやがてマイカー全盛へ!
街道も時代に合わせて、鉄道・国道へそして高速道路へと変貌を遂げてきていますね、こうなれば、所用で歩いて旅する
旅人など皆無? お話のいきがかり上、新旧のトンネルを昔の峠道の視点から訪れてみました・・・

例によって正確な位置はYahooさんの地図でこちらです、せっかくなので2枚目の画像を撮影した位置をマークします、
縮尺を変えて絶対位置を掌握してください。

先ずこれを・・・ とっ!? なんと鉄道+国道 で9本もあります・・・ 海岸寄りの1本を除いて残り8本ものトンネルが、
日本坂峠の麓を貫通?しています。
さしずめここはトンネル銀座?! あれっ? 鉄道用も一緒に写っちゃったけど?御覧下さい・・・ JR東海道線の石部
(せきべ)トンネル坑門上の山から焼津側の眺め、遠景は藤枝方面です、

トンネル直前に8本の路線が並行しているのがお分かりですか?なぜか、3グループに分かれてる?
左端の2本の線路は:JR東海道本線、中段は分かり難いですが:東海道新幹線と:国道150号バイパスが並行していま
す、そして中央上の山際は:東名高速道路です、この間の距離は200~300m程度とかなり狭い範囲です、見えていま
せんが右の山際に各々のトンネル坑門があります・・・ なお中央下の東海道線脇の家々は焼津市小浜地区の集落です。
前景1
同じ場所を南側の小浜山の中腹から見ると・・・ トンネルへの路線が密集しているのがお分かり頂けると思います?
手前から:JR東海道本線:次はJR東海道新幹線:国道150号線バイパス(右手に坑門が見えます)奥が:東名高速道
路、一番奥は第一回目に登場した花沢集落です、手前は隣の野秋という集落です。

前景2
日本坂峠・最初のトンネルは宇津ノ谷峠と違って、街道用ではなく鉄道用!なのです・・・。 でも「街道」の続きはやっぱり
道路ですね、国道と名前を変えても・・・ ということで今回のトンネル歩きは国道用の6本のトンネルを訪ねてみました。
<鉄道用は(6)編にて>

最初の1本は海岸寄り「国道150号線」のトンネルと洞門 :昭和18年竣工です、静岡市の南西:石部~焼津市の浜当
目に至る断崖絶壁(大崩)のローカル国道? いや現在では観光道路にあたります、画像は焼津側の当目坑門です、
現在はこの「当目隧道」とこの先の静岡寄り「小浜隧道」の2つの小さなトンネルと「石部洞門」の3つが連なっています。
>当目隧道当目
こちらは国道150号線、静岡・石部側ですが、前述の様にここまで2つのトンネルと1つの洞門が連らなっています、
これが古くからの「石部洞門」です、手前にメンテ用?小さなスペースがあり一般車も駐車可能です、上を見ると崖が覆い
かぶさって!ぞっとします!左下は岸壁、直下が海面、後ろは海上橋です、
>石部洞門用宗

余談ですがかって洞門は5つあったのですが、大きな1つが山崩れで押し潰されてしまいました、改修が難しく、再崩落の
危険性も高かった為、現在は連結した1つを残し、海上橋で迂回するルートになっています・・これがその海上橋です、ここ
の富士山!最高なんだけど、梅雨の今日はお休みでした、日本平はうっすらと、(洞門との間の小さな駐車場から)
石部海上橋
そしてこれが押し潰された石部洞門(左)と廃棄された洞門(右)です・・それにしても大崩って、すごい急峻な断崖でしょ
う!ここはからは駿河湾や伊豆半島はもちろん富士山も望めるので(本日は?)当地でも有数の景勝地です。
石部洞門
2番目の2本は、道路の主役!東名高速度道路用の「日本坂トンネル」、昭和44年に完成です、画像は静岡側小坂口で
す、文字通り日本坂の少し南の下をくり貫いています、
完成当初は右に見える段差がある2本で上下4車線線に割り当て、平成10年にもう1本が追加拡張されると、上り専用の
2本2車線に割り振られます、左に見える1本が後に拡張された1本、下り専用で初めから3車線です、都合4番目の1本
です。
東名小坂
お先に4番目の1本・・・こちらは焼津側野秋口の画像はです、完成済みの東名高速道路の「日本坂トンネル」2本に更に
追加の1本! 3本目の「日本坂トンネル」で下り専用3車線として、平成10年に完成しています、このとき既存の2本の
日本坂トンネルは上り専用2本2車線に割り振られています、
東名下り
3番目の1本は昭和53年竣工の国道150号バイパス「新日本坂トンネル」です、画像は焼津側の野秋口、左側の上り2
車線の1本!です。
ついでに!最も新しい6番目の1本(画像の右側)は同じく国道150号バイパス用です、平成14年竣工、3番目に並行し
て追加した下り専用の2車線の1本、これも「新日本坂トンネル」です、このとき対向2車線だった3番目のトンネルを上り
専用2車線とした・・「日本坂」といってもここはもはや峠の道ではなく平地を通っています。
なお、画像の左への分岐路は花沢集落方面です、前方に見える小山が低くなったあたりが、お話の発端の「日本坂峠」
です、
150号バイパス
こちらも国道150号バイパス静岡側の2つの坑門ですが、右側が上り線で昭和53年に完成した、「新日本坂トンネル」
焼津野秋坑口からの1本のトンネルです、左側の下り線は、最も新しい「石部トンネル」と「新日本坂トンネル」の2本が連
なっています、
150石部東
これが国道150号バイパス下り線の途中にある「石部トンネル」石部側の坑門です、すぐ南側を新幹線の「石部トンネル」
も通っています、なぜか鉄道用と名前が同じなので紛らわしいです、「石部(せきべ)トンネル」って名前 なんと隣とあっち?
海岸の方の国道にも・・くっついて3箇所もあるんですよ? そういえば日本坂トンネルも3つ(>_<)?!150石部西
こっちは国道150号バイパスの下り線の石部トンネルの先の「新日本坂トンネル」の石部側の坑門です、石部トンネルは
短く、開口部も短かく、ものの100mもない距離で「新日本坂トンネル」へ繋がっています、右手にあるはずの上り線は・・
右手の山の土の中です? 実は上り線の「新日本坂トンネルは」1本通しもので、開口部がありません、フー、、ややこしい!
>150新日本東

という事で、日本坂峠のトンネルは、鉄道・国道で合計9本ですが、そのうち6路線は国道用です・・・ 
宇津ノ谷峠より遅れること13年・・・ 明治22年から平成14年まで、116年間に9本のトンネルが作られた事になり
ます・・・

合計13本・・・ トンネルがこれだけ集中している場所は国内でも少ない?いやここだけかもしれませんね?
その上、現在建設中の第二東名のトンネル・・・ 最低2本を加えると15本? こんなに掘りまくるなんて、技術が進んだの
でしょうね、、すごい事です・・・

おやおや、「旧東街道」見て歩き!いつの間にか「トンネル見て歩き」? になってしまいました・・・ いまや飛行機に船に
鉄道に自動車・・・ 
昔のように歩いて旅をしなくなった近代の旅人にも「広義の意味」で、鉄道や道路ははやっぱり「街道」!?ですよね・・・
と・・・ いったところで、このシリーズ、国道編?も 無理やり落ちに致しましょうか・・・

※なお 今回分を含めて、以降の記事は新設のTAKAのからくり村(Ⅲ)へ移行します、右のサイドバーのファミリーサイトで
行き来してご覧下さいませ(^^♪



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Posted by アンセル at 20:50│Comments(0)旧東海道
 
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